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【児童発達支援 ぷちま~る】~心理士さんの研修を経ての学び~
2024年12月05日
11月に公認心理士・臨床心理士の資格を持っている職員さんから学ばせていただく研修がありました!
そこでの学びをこちらでもシェアさせていただきます。
今回は「支援をする中での支援者側が対応に困った際には、どう打開策を見出すか?」
「他者理解へ繋げていくためにはどうしていく方法があるか?」
ということについてでした。
そもそもですが、
他者のことって、心が見えないし、実は「あたりまえ」が違っていることもあるし
中々理解するって難しいことですよね。
これは親子関係でも、同じではないでしょうか
分かっているようでも、理解ができないこともある。
そんな時に、
ぜひこの視点を活用してみてください◎
他者を理解していく方法は何があるのでしょうか??
まず一つ目に大切な事として、
◎表面だけの見えている情報に囚われない(決めつけない)こと。
二つ目に、
多くの視点から物事の見方を探ること。
他者を理解するために必要な要素として、視点をむけるポイントは3つあります。
1「背景」
2「本人」
3「環境」
背景とは、家族関係や文化、どんな環境でどんな経験をして育ってきたのか?ということ。
本人とは、性格や思想、特性(得意不得意)、ストレスや体調、発達段階など
環境とは、他者との関係性、時間帯、天候、配置(人・もの)
があるそうです。
自分を知る上での自己理解についても、
こちらの要素を深堀していく事で、
見えてくるものがありそうですね。
言語コミュニケーションが「あたりまえ」と感じている私たち大人からは
思うように言語が使いこなせないこどもたちの背景をうっかりすると理解ができない時がある。
なぜ物を投げる?
なぜお友だちを叩いてしまう?
なぜ集中して座れない?
その行動にばかり目が向いてしまうことって
ありませんか??
その行動を問題として見ていませんか?
「人それぞれに当たり前が違う」ということを
言葉で聞いてわかっているつもりでも、
実際に自身の行動として実践できているか・・・??
行動に良し悪しをつけることが重要ではありません。
そこに隠れている「ご本人の本当の困りごと」に気付ける視点を
様々な要素から探っているか。
一場面だけをみて
決めつけられることは誰だって嫌ですよね。
その前後の背景、
今の体調、
その場の雰囲気
その要素をいろんな角度から見る事によって、
問題を問題と捉えず、次につなげていける糸口が必ず見える。
支援者側も日々対応や声掛けの仕方を試行錯誤する中で
やはり専門知識は必要不可欠になります。
しかしその知識を学んで現場だけで生かして終わりではなく、
できることから、こちらの記事をご覧くださった方
一人一人がいろんな方と関われる
多様な視点を持つことで
社会を生きていく事が、きっともっと生きやすくなるのではないでしょうか。
こどもたちに教えることを
わたしたち大人がどれだけ実践できているでしょう?
完璧になろうと頑張らなくても、大丈夫。
多様な視点を一緒に知っていきましょう◎
随時見学お待ちしています!
以上、ぷちま~る施設長 岡本でした。