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働かないタダ飯食らいの葉っぱ?
2015年07月04日
植物の葉っぱは『光合成』と共に『呼吸』もしています。
光合成はエネルギーを蓄えて、呼吸はエネルギーを消費します。
なので、葉っぱが茂り過ぎると、日当たりの悪い葉も出てきて、エネルギー生産の効率が下がります。
トマトやキュウリでよくあるので一例として↓
↓黒斑病のような症状が出ていました。
黒く変色した部分から腐り、広がっていくので、切除して風通しをよくします。
私は、よく野菜と人間を重ねて考えてみたりするのですが、
今日はトマトの木を1つの社会としてそれぞれの葉っぱを人だとするとどうだろう?
と作業しながら考えてました。
働かずに飯ばかり食べてしかも病気になりやすくて、ほっといたら全体を腐らせてしまう…
そうなる前に切り落として対処する。
まるっきり、邪魔者です。
けど、その葉っぱ達が最初に光合成して栄養を作ったらこそ、新しい芽と茎、葉っぱを次々に伸ばすことができたんです。
日を遮って湿度を保っていることで、茎から新たな気根を伸ばさせる役割も。
それにもし、上の方が風や自分の重みで折れてしまった時に、下の葉っぱが有れば彼らが再び光合成して新たな芽を伸ばすことも出来る。
普段は稼ぎの悪い無駄飯食いかもしれないけど、最初の生長は彼らのおかげで、もし全体に何かがあった時にはまた活躍する。
人間社会も、そうなのかな?
そうだったら、それぞれに、それぞれの役割があって存在してるんだな。
なんて、一人で雨に濡れて作業しながら考えました。
星野