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自然農のテクニック!コンパニオンプランツ、バンカープランツなどなど
2016年04月19日
きれいな快晴!
絶好の畑日和ですねー(^ω^)
気温が安定し始めて、野菜がみるみるうちに育つようになりました。
ハウス内の苗たちも今や遅しと植え替えを待つほどに大きくなっているので、今日も植え替え作業。
今日はスイカの定植するよ。
まだ夜の冷え込みで枯れたりするから心配なのだけど、先に植えたカボチャが無事根付いたようなので敢行。
←これは北海道カボチャ。
ビニールの行灯(あんどん)が、寒さと風から守ってくれています。
この行灯があると無いとでは大違い。
植え替え直後はまだ根も根付いてないし、不安定。
前にも書いたけど、寒さ以上にこの時期は風が強くてそれが厄介!揺さぶられるストレスで上手く根付かなかったり、最悪折れて枯れちゃいます。
その大敵から、赤ちゃんのような苗を守ってくれるバリアーなのです(フバーハですね)
←これは白丸ナスの苗。
これもついでに定植。
この行灯、市販の資材を買ってやるととってもお金が掛かる(1つあたり数百円かかるかも)
ので行灯本体はポリ袋で代用し、支柱には厄介者の外来種とされてる「セイタカアワダチソウ」の茎を使います。
これだぁ!
畑の開墾や草刈りの時に太くて真っ直ぐなやつを集めてもらってる。
これが、いいんですよ!
行灯を支えるのに十分な強度で、竹よりもろいから手で簡単に折って長さ調節できるし、土にも還りやすいから不要になったらビニールだけ回収再利用してこっちはそのまま畝間においとけば堆肥になる。
それに厄介者扱いされてるくらいだからいくら採ってもOK!
ありがたいぜ、セイタカさん(^^)
比較実験も兼ねて、半分は行灯無しで植えてみる。
ここは隣にライ麦が育ってて、風を防いでくれている。だから、寒ささえ大丈夫なら行灯無しでもイケルはず…
そのライ麦を少し刈り取り、敷き藁に。
これで泥の跳ね返りを防ぎ保温と保湿、雑草予防にもなる草マルチに。
ライ麦以外にも生えてる雑草たちのお陰で、土の表面が覆われていっぱいいいことがある。こういうのをグランドカバーって呼びます。
細長い葉っぱは、ジャンボニンニク。
ニンニクやネギは根から抗菌作用のある成分を出して他の野菜の病気予防に一役買ってくれるコンパニオンプランツ(共栄作物)
ただし、相性のわるい野菜もあるからそのあたりは要注意。
ちなみに虫や風から守ってくれるバリアのような役割をする作物をバンカープランツといいます。
ここではライ麦がそれにあたるね。
グランドカバー、コンパニオンプランツ、バンカープランツ、他にもコンパニオンアニマルなんてのもいる。
いろんな生き物の力を借りて、野菜を育てるのが自然栽培、自然農。
非効率だけど、とても合理的。
命に溢れた畑の野菜は、なんか美味しくなるんですよね。
収奪ではなく、太陽エネルギーがストックされていくような畑。
知れば知るほど、面白いしやりがいのある農業のカタチ。
星野