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田んぼの整備とビオトープ。
2016年04月14日
昨夜はしとしとぴっちゃんと雨。。
なので、畑もしっとり濡れて触れないので午前中は田んぼ作りの続き。
もうちょい畦をずらしつつ、畦塗りして田んぼの外周を作っていきます。
「畦塗り」とは、平鍬(ひらぐわ)や専用の鍬を使って畦(あぜ:田んぼの外周で道になるところ)に泥をすくって塗りつけて整形していく作業。
↓こんな感じ。
これをしっかりやらないと水漏れしたり崩れたりして水が溜まらなくなったりします。あと歩きにくい。
↓今日はこのくらいまで。乾いて固まるとひび割れるから、何回かやらないとね。
ちなみに、この畦塗り、現代では専用の機械(アタッチメント)があるので、それで一気に行ってるし、きれいな仕上がり。ウチにはそんなもの無いし範囲も狭いので手作業です。
田んぼ整備の次は、排水性の向上作業。
なんせもともと田んぼだった(と思われる)だけに水が溜まりやすい。
全面田んぼにするわけではなく、畑として使いたいので水はけの改善は必須。
雨が降るたびに湿地化してたら根腐れしてやさいなんて育てられないからね。
溜まった水を流す為に畑の端に溝を切っていきます。
そのまま水路へ排水すると、泥水と共に土も流出してしまうので、一旦水が溜まって泥は沈殿してから水だけ流れ出るようにしたい。
そのために溝の末端は深めに掘って小さな池のようになるように。
パーマカルチャーで言えばこのように環境の変化があればそれだけ色んな種類の生き物が生息できる。
水が溜まっていれば農具や野菜を洗うことできる。
水辺を作るのは、環境的にも、機能的にも合理的。
特に、ここには珍しいカエルさんたち(アカガエルとか)がいるし、カエルが増えてくれると蚊も少なくなるのでとてもありがたい。
今は泥水だけど、きちんとビオトープにできればいずれはホタルも住むような小川にしたいな。
星野